Tiffany.J『孤独人間解放』

死ぬまでに友達できたらいいな…

孤独人間

孤独人間と他者の間に見えた3D

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死の雲と幸福感

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感謝を拒絶する孤独人間

「今日は母の日だから母親に何かしなくては…」 そう思える人は一瞬でも人生の中で幸福感を得たことがあるのだと思う 瞬間的にでも生まれてよかったと一点の曇りもなく感じた経験があったのではないか? 物心ついた時から両親は私に 繰り返し「感謝しなさい」…

脳が慢性疲労だ

悪魔に睡眠を支配されてから始まったもう一つの人生 それは現実の人生では味わうことができない心の奥に閉じ込められた私の理想郷 現実と並行して進行している アパートの和室でベビーベッドに寝かされいるあの場面からスタートし 今では現実と同い年のもう…

睡眠が悪魔に支配された日 ー悪夢のマトリョーシカー

あれは小学校1年生の夏休みだった 私にとって睡眠は悪魔の時間と化した 私は生まれ変わりたいのではなく この苦難を味わう自分の意識を保ったまま別の体を手に入れたいのだと自覚した 完璧な体に交換したい この自分の意識を保ったまま永遠の時を過ごしたい…

孤独人間の化けの皮

私は常に化けの皮を被って生きてきた 言葉として嘘をついているのとはちょっと違うかもしれない 態度として虚勢を張っていると言った方が近いと思う 文字通り”裸を見られた”ら全世界から笑われる気がしていたから 相手にもされず一生見下される気がしていた…

虚構人生の始まり

生物として最も大事な栄養を摂り入れるという機能を持たされず生まれた私 生きるために生涯消えることのない傷を体中に負った 「命を助けてもらったのだから感謝して生きろ」 「同じ時期にNICUにいた子の中には生きられなかった子もいたのだ」 「助けてもら…

孤独人間の敗因

人間は自分達が思うほど進化していないのかもしれない 確かに技術は目覚ましい進歩を遂げてきた しかし、精神はある程度脳が進化してからそれほど進歩していない そう思い知ることが増えた 「自分磨き」「自分探し」 「自分とは?」「幸せとは?」 「生とは…

孤独人間没落の理由

私は今 実家の2階に住んでいる 中学生の息子と共に 42歳、無職、シングルマザー 精神障害者、病弱、就労不能 毎日処方薬を飲み 何とか一日一日を生きている 一人では何もできない 連絡をくれる友達すらいない 生活は両親の支援と障害年金で賄っているが ギリ…

虚偽と虚勢にまみれた孤独人間

水も飲めない不良品 傷だらけの醜い姿 天使などとは程遠く 自然淘汰されるはずの命だったのに 生き残ってしまった 私は私の体を受け容れられないまま 42年間生きてきた 不良品であることを美談にして 醜い姿を嘘で塗り固めた壁で隠して そして私は孤独人間に…