Tiffany.J『孤独人間解放』

死ぬまでに友達できたらいいな…

脳が慢性疲労だ

悪魔に睡眠を支配されてから始まったもう一つの人生

それは現実の人生では味わうことができない心の奥に閉じ込められた私の理想郷

現実と並行して進行している

 

アパートの和室でベビーベッドに寝かされいるあの場面からスタートし

今では現実と同い年のもう一人の私がもう一つの人生を送っている

設定のディティールまで現実と遜色がない

もう一つの人生にはもう一つの人生の過去があり人間関係がある

 

理想郷で生きる私は

大勢の人達と共に暮らしている

血の繋がりや年齢や生まれた土地やバックグラウンドもバラバラな人の集まりで

何にも縛られず出入りも自由だ

 

比率も権利も男女が平等な世界

お金やセックスから解放された世界

ただそこにいたい人がいる世界

そこで毎回数多の出来事を体験する

現実ではできないようなしたいことをして言いたいことを言っているのかもしれない

心の奥の無意識下で望んでいる姿なのかもしれない

 

一見すると、毎日何時間も理想郷にいるとは幸せじゃないかと思われるかもしれないが

私自身はそうは感じられない

 

二重の人生を生きると困難な方、私で言うと現実の人生が無意味で空虚になる

どうしても二つを比較し、もっと良くなるはずだという幻影が拭えない

人生がずっと霧がかっていている

人生の全部が待ちの時間だ

ひたすらに耐えながら何かを待っている

何を待っているのか

並行する現実と理想郷が交わる瞬間だ

全く違う二つの人生が溶け合い

現実の延長線上に自然な成り行きで、しかも早急に実現する時を待っている

だから起きている時間は静かな空間でとにかく自分の思考に触れていたい

不可能だからこそ考え整えていたい

現実の人生を生きるための精神的物理的材料を集めたい

理想郷を見せられれば見せられるほど自分をしっかり繋ぎ止めねばならない

 

私の脳は24時間フル稼働だ

入眠という臨死の恐怖を超えると

明らかなまがい物の人生が何食わぬ顔で連綿と繰り広げられ

それに騙されたフリをして俯瞰から見ながら待ち

一方で必死に体に「起きろ!」と指令を出し

汗と涙と動悸と共に目を開ければ

架空の未来に心を奪われないように思考を巡らせる

 

脳が慢性疲労

やめたくともやめられない

 

 

 

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