Tiffany.J『孤独人間解放』

死ぬまでに友達できたらいいな…

心が不自由だ

田舎は噂が広がるし、決して忘れられない

病気で生まれてきた子、体が弱い子、手術した子……

 

私を見る人は皆、

「可哀想に」と言った

親戚中、近所中、40歳を過ぎた今でもそう言われることがある

 

私には

「不幸決定の人生だね」

「人間として不良品だね」

毎回そう言われている気分だ

 

それらの言葉は呪いの暗示のように

「私は不幸な人間なんだ」

「私は人間失格だ」

そう脳に刻み込まれ、何をするにも私の意志を内側からぶち壊す

 

 

同時に私よりも重病な方や障がいが重い方に会った時

反射的に「可哀想に」と思わせる

 

自分がその方のような状態になったら

これ以上不幸になってしまうのだろうな

さらに可哀想だと同情されるのだろうなと連想してしまうからだ

 

大きなお世話だ

 

自分が生まれたままの姿を認められなかったからといって

他人がそうなるとは限らないし

ましてや不幸かどうかは本人のみが決められることだと

私自身が一番強く思っているのに……それはただの傲りでしかないのに……

 

 

「共に生きて行こう」

そう言ってもらえるだけでいい

 

「この人はこのままでいい」

この体が生きている事実を認めて

存在できる場所をもらえるだけでいい

 

 

今まで生きてきて私は焦っていない時間はひとときもなかった

「このままではダメだ」と

常に何かをできるように、自分を一刻も早く変えなければと

自分を追い立てるようにして生きてきた

 

生きる場所がない

行き場がない

このままで生きていてはいけない

不幸だ

惨めだ

 

自分の目に映るもの全てが恥ずかしかった

自分の体や性格はもちろん、

家族、親戚、家、生まれた土地、持ち物、友達、学校…とにかく全て

 

体だけでなく心も不自由になっていた

 

 

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